阪神ファンの不安的中 中断時に「逆転されるくらいならコールド」願うも…島本が連続適時打浴びて逆転許す 馬場3失点

 6回、小園に適時打を打たれ勝ち越しを許す島本(撮影・立川洋一郎)
 6回、小園に勝ち越し打を許し、悔しがる島本(撮影・高部洋祐)
 6回、デビッドソン(手前)の同点ソロを見つめる岡田監督(撮影・田中太一)
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 「広島東洋カープ-阪神タイガース」(15日、マツダスタジアム)

 阪神ファンの不安が最悪の形で的中してしまった。

 1点リードで迎えた六回裏。2番手の馬場がいきなり広島・デビッドソンに同点ソロを被弾した。さらに1死から連続四球で一、二塁のピンチを招いたところで、岡田監督がたまらず島本投入を決断した。

 ここでマツダスタジアムは雨脚が強まって試合は中断。直後に「X」(旧ツイッター)では「コールド」が急浮上。「逆転されるくらいならコールドで」「もう引き分けにしません?」「ぶっちゃけコールド祈ってる」といった阪神ファンのつぶやきが集まった。

 一時は全面シートも用意されたが、球速に雨脚が弱まり試合は14分間の中断で再開。島本は2死から小園に勝ち越し適時打を浴び、西川にも12球目を左前にはじき返され一挙3失点で試合をひっくり返された。

 勝てば優勝へのマジック「29」が初点灯するゲーム。だが雨にたたられ、阪神ファンの願いも届かず、終盤に劣勢の展開を強いられた。2点を追う八回には無死二、三塁の好機を作りながらも佐藤輝、代打・糸原が連続三振。代打・原口も遊ゴロに倒れ、一打同点の絶好機を逃してしまった。

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