バース氏 虎長期ロードへの心構え説く「門限守りなさい」 槇原氏との“伝説”対決も

 1回、中前打を放つバース氏(撮影・西岡正)
 7回、対決を終え、ピッチャーを務めたラミレス氏(右)と健闘をたたえ合うバース氏
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 「サントリードリームマッチ2023、ザ・プレミアム・モルツ球団9-1ドリーム・ヒーローズ」(31日、東京ドーム)

 26度目の出場となる阪神のレジェンド、ランディー・バース氏(69)は「4番・DH」で出場して大活躍。夏の長期ロードへ臨む虎戦士たちにエールを送った。

 伝説の記憶がよみがえる。一番のどよめきと拍手が起こったのは、巨人OB・槙原氏がマウンドへ上がった六回だ。先頭・桧山氏に代わって、バース氏が打席へと入った。

 阪神がリーグVを果たした1985年には同投手から、バース、掛布、岡田で「バックスクリーン3連発」を記録。38年ぶりの対戦はバース氏が空振り三振に倒れたものの、万雷の拍手が注がれた。

 初回には巨人OB・山口氏から中前打。第2打席には「4番・バースが足が痛いので古田」と代打のアナウンスが流れ、場内を盛りあげた。七回には、ともに野球殿堂入りを果たしたラミレス氏がまさかの登板となると、三たび打席へ。三振に倒れたが、握手とハグを交わした。

 大車輪の活躍を見せ、猛虎にもエールを送る。盟友・岡田監督が率いる阪神の戦いぶりに「素晴らしい」と称賛。「岡田は勝つ方法を分かっている人。彼だけじゃなくて、平田さんもコーチとして入っているし、とてもいい」と期待を寄せた。

 チームは夏の長期ロードへと突入する。現役時代を振り返り、「自分は家族が8月にアメリカに戻っていて“独り者”だったから。日本人選手の方が、家族がいたり、28日間は関西に戻ることができなかったから大変だった」とバース氏。虎戦士には「楽しくやった方がいい。けど、ちゃんと門限を守りなさい」と心構えを説いた。

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