阪神2軍 横田さん追悼試合で板山が二塁打、中堅守備でバックホームも「泥臭くやろうと」
「ウエスタン、阪神タイガース0-4福岡ソフトバンクホークス」(25日、鳴尾浜球場)
阪神2軍は試合前に、18日に脳腫瘍のため28歳の若さでなくなった元阪神・横田慎太郎さんへ黙祷が捧げられ、喪章をつけてプレー。勝利は届けられなかったが、全力で戦う姿を見せた。
横田さんの引退試合で「奇跡のバックホーム」を二塁手として見届けた板山は「5番・一塁」で先発出場。七回には泉の初球、150キロ外角直球を捉え、左越えの二塁打を記録した。
八回からは横田さんの定位置だった中堅守備に。八回1死一、二塁では投ゴロを佐藤蓮が遊撃に悪送球。後ろにそれた打球を捕球し、ワンバウンドでバックホームした。
板山は「やっぱり勝ちたかったっていうのが一番あります。横田のように泥臭くやろうという気持ちは持ってやりました」と話し、「横田もたぶん、『早く1軍上がってくださいよ』って言ってると思うので、頑張りたい」と前を向いた。
和田2軍監督は「今日は横田も喜ぶような試合ができなかったけど。まあ今日だけじゃないんでね。そういう横田の野球に取り組む姿勢であったり、ひたむきさ。最後まで諦めない姿勢、そういうものは受け継いでいかないといけない」と力を込めた。