阪神・石井 腰痛もう大丈夫!3者連続Kで上々の実戦復帰「良い形で投げられた」
「ウエスタン、阪神4-5広島」(7日、鳴尾浜球場)
小気味良いテンポで、力強い球を投じた。圧巻の復帰戦。腰痛で2軍調整中の石井が、5月11日・ヤクルト戦(甲子園)以来の実戦登板に臨み、3者連続Kとブランクを感じさせない快投を見せた。
「正直、自分の中でもこんなに早いとは思ってなかった。ケガした怖さは全くなく、良い形で投げられたと思います」
4-5の八回に登板。先頭・中村貴を3球で空振り三振に斬ると、続く持丸は見逃し三振に。最後は二俣をこの日最速149キロの内角低め直球で空振り三振に仕留めた。
1軍での経験から、岩崎を見習って投球間隔が短いテンポの良い投球を意識。「真っすぐは真ん中付近に集まっているところはあったんですけど、打者の体勢とか、タイミングを考えて、間合いとかも変えながら投げられたという部分は一番良かった」と納得の表情だ。
和田2軍監督は「上(1軍)が決めること」としつつ「もう1回見てかな」と今後の見通しを説明。早期1軍復帰を視野に、登板翌日の状態を踏まえて判断していく。「コーチとトレーナーと相談しながら段階的に進めていきたい」と右腕。頼れる存在が、順調に完全復活への歩みを進めている。