「ウエスタン、オリックス０－５阪神」（４日、高槻萩谷バファローズスタジアム）

　阪神２軍が完封勝利を飾った。

　先発転向後、２度目の登板だったビーズリーが５回無安打無失点と好投。その後も岩田、ドラフト４位・茨木（帝京長岡）、鈴木、川原が０封リレーでつないだ。

　打線では「５番・左翼」で出場した井上が、下手投げ右腕・村西から先制の６号決勝２ランを放った。

　２－０の九回には、ＷＢＣ日本代表として世界一を獲得したオリックス・宇田川と対峙（たいじ）した。先頭・豊田が左前打を放つと、続く栄枝が１球で犠打を成功。その後、２四球などで２死満塁の好機を作ると、右腕の暴投で１点を追加した。なおも２死二、三塁で途中出場の遠藤が直球を捉えて左越えの２点適時二塁打をマーク。宇田川が本調子とは言えない中だったが、打線がきっちりとそれぞれの役目を果たした。

　和田２軍監督の一問一答は次の通り。

　－ビーズリーが好投

　「言うことないわ。球も強いし、きょうに関しては全く打たれる感じがなかったよね。しっかりコントロールもできているし。全力でいきながら５回までスタミナ切れすることなく同じペースで投げていて、まだちょと余力があるかなってくらいの感じなので、合格点」

　－井上が本塁打

　「広大（井上）も含めて全員がなかなかタイミングが取れない中で、あの一発で完全に流れを変えられた。そういう一本を打てる選手なんでね。より確実性が上がってくるとまた１軍が近くなってくると思うし、あれが広大の持ち味なので、広大の良いところが出たよね」

　－完封リレー

　「継投でリリーフ４人投げて、それぞれが自分の持ち味を出して。４人投げるとだいたい誰かが悪かったりするんだけど、本当に１人１人が十二分に力を発揮してくれて。最終回までは接戦だったから、しんどい場面でノーヒットだったし。ピッチャーはプレッシャーかかっただろうけど、しっかりとした投球ができたんじゃないかな」