阪神・村上が投手三冠に 防御率、勝率、奪三振でトップ 勝利数はリーグ2位タイ

 8回、気合の入った表情の村上(撮影・堀内翔)
 ヒーローインタビューを終え、スタンドからの声援に笑顔を見せる村上(撮影・棚橋慶太)
 スタンドに向かってあいさつする村上(撮影・西岡正)
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 「西武1-3阪神」(30日、ベルーナドーム)

 あの日からちょうど2年。2021年5月30日。相手も舞台も同じ。プロ初登板となった阪神・村上頌樹投手は三回途中5失点KOされた西武にリベンジした。

 初回に2点の援護を得ると、軽やかな投球スタイルで次々にアウトの山を積み上げた。四回に若林の適時打で1点差に詰め寄られたが、2死三塁で昨年までのチームメートである陽川を空振り三振に仕留めるなど、今季最多112球の力投で5勝目を挙げた。

 今季、すい星のごとく現れた大卒3年目右腕。四回を投げ終えた時点で規定投球回に到達し、防御率1・41でトップに躍り出た。勝率・833は巨人・戸郷と並んでトップタイ、奪三振数54も中日・小笠原と並ぶトップタイとして現在、投手三冠。5勝はチームメートの大竹に次ぐリーグ2位タイだ。

 交流戦初戦を任さた岡田監督の期待に応えた力投。「チームに勢いをつけられるピッチングをしたいと思っていたので良かったです」。チームは2007年以来、16年ぶりの9連勝。31日の西武戦に勝てば、球団新記録の月間20勝となる。

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