下柳剛氏 阪神・村上が打たれないワケを解説「10勝できるピッチャー」虎の村神様の進化に太鼓判

 元阪神投手でプロ野球解説者の下柳剛氏が30日、自身のユーチューブ「柳に風」を更新し、開幕から2勝0敗、25イニング無失点の防御率0・00と無双状態の阪神・村上頌樹投手が打たれないワケについて解説した。

 下柳氏は7回完全投球を繰り広げた12日の巨人戦の映像を見ながら「真っすぐに力があるし、立ち上がりから(ボールが)低めに集まってる。しっかり軸足に残って、乗せた体重を前足に乗せられてる」と技術とメカニックの部分を分析しながら、「カウント悪くなったらクイックで投げたり、いろんな工夫はしてるな」と、打者との駆け引きについても高評価した。

 さらに「フォークと真っすぐの腕の振りが変わらんから、(フォークが)いい抜けをしてるから空振りが多いわな」とし、続けて「スライダーとカーブでカウント取れてるから、ものすごく(投球の)幅が広がってる。いいピッチングできるわな」と精度の高いコントロールも好投の要因になっていると分析した。

 「真っすぐのイキがいいから、全球種が生きるわな。このピッチングができれば、故障さえなければ10勝ぐらいできるようなピッチャーになるはず」と今後のさらなる活躍にも太鼓判を押していた。

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