阪神・佐藤輝 得点圏打率10割 ドラ1森下に刺激!真骨頂みせたフェン直二塁打

 4回、右越え二塁打を放つ佐藤輝(撮影・西岡正)
 7回、適時二塁打を放つ佐藤輝(撮影・西岡正)
 7回、2点タイムリー二塁打を放つ佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 「練習試合、阪神10-0サムスン」(19日、宜野座村野球場)

 チャンスでこの男に回れば、必ずスコアボードに数字が刻まれる。阪神・佐藤輝明内野手(23)が4打数2安打2打点の活躍。15日の楽天戦(金武)でも3安打4打点をマークしており、対外試合2戦連続の打点記録となった。

 「しっかりランナーをかえせているのはいいことかなと思います」

 四回の第2打席ではキム・デウの2球目、変化球を仕留め、右中間を破る二塁打とした。さらに勝負強さを見せたのは七回。近本、板山が安打、大山が四球で出塁し、1死満塁で打席を迎えた。

 虎党の期待が高まるも、初球から2球連続空振り。いきなり追い込まれたが、真骨頂はここからだ。ボール、ファウル、ボールと粘った6球目、パク・ジュヒョクの125キロ変化球を捉え、打球は風にも乗って中堅左のフェンスに直撃。2者生還の2点適時二塁打となった。

 不利なカウントからの対応力に岡田監督も「追い込まれても、どっしり感ができたから、何とかしようという姿というかな、うまくバットコントロールで、あんなんチョンっと打っただけであいつは飛ぶからな、そんなん持ってないものを持っとるわけやからな」と目を細める。

 ここ2試合で、得点圏打率はなんと10割を記録。そんな驚異の勝負強さを生み出している要因の一つは“黄金ルーキー”の存在だ。実戦で結果を残し続けるドラフト1位・森下の姿に「みんな刺激になっていると思いますし、すごい、見ていて面白い選手。楽しみです」と率直な感想を告白。指揮官も「あれは相当刺激になっとんな」と思わず口にするほど良い影響を受けている。

 「しっかり(大山の)後に続けるように。3、4、5で得点というのを期待されていると思うので、頑張ります」と改めて自身の役割への自覚を示した。この男の一振りに、期待は高まるばかりだ。

 ◆佐藤輝の23年得点圏は10割 キャンプ中の実戦で得点圏に走者を置いた場面は計4打数4安打の打率1・000。11日・紅白戦は0打数、12日・紅白戦も0打数。15日・練習試合の楽天戦は3打数3安打、19日・練習試合のサムスン戦で1打数1安打。

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