阪神・開幕カード前哨戦は引き分け 森下が対外試合初安打 才木、西純は3回無失点

 7回、野手に向かって2アウトと声かけする西純(撮影・西岡正)
 選手の交代を告げる岡田監督(撮影・立川洋一郎)
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 「練習試合、阪神2-2DeNA」(18日、宜野座村野球場)

 開幕カードの前哨戦は引き分けに終わった。阪神はドラフト1位の森下翔太外野手(22)=中大=が「7番・右翼」で対外試合に初めて先発出場し、注目を集めた。

 阪神は三回、先頭の森下が四球を選ぶと梅野が左前打で続き、無死一、二塁から「9番・遊撃」の小幡が、DeNAの先発・上茶谷の4球目を中前にはじき返す適時打で先制した。二走・森下は全力疾走で生還。右足の肉離れで出遅れていたが、負傷の不安を払拭する激走だった。

 森下は2-0の五回にも先頭打者として打席に立ち、DeNAの2番手・阪口の対峙(たいじ)。1ボールからの2球目に三塁線へファールを放つとバットが真っ二つに折れ、観客席からどよめきが起こった。続く3球目のカーブを中前に運び、対外試合で初安打を記録した。七回の第3打席は左飛に倒れた。2-2で迎えた九回には無死一塁で打席へ。長打が出ればサヨナラ勝ちもあり得た場面だったが、死球で出塁。4打席で2打数1安打の内容だった。

 投手陣では開幕ローテ候補の才木が先発し、3回を2安打無失点に抑えた。浜地、加治屋も1イニングずつ無失点でつなぐと、六回から西純が登板。対外試合初登板の右腕は、3回を無安打無得点に抑えた。球場表示で最速155キロを計測。3者連続三振を奪うなど才木とともに開幕ローテ入りへアピールした。

 誤算は5番手・岡留の乱調だった。2-0の九回に登板したが、一死も取れずに降板を命じられた。先頭の松尾に2ボール1ストライクから死球を与えると、続く代打・柴田の初球には投球が打者の後ろを通過する大暴投。安藤コーチや選手がマウンドに集まる事態となった。柴田に対してフルカウントまで追い込んだが、結局四球を与え、無死一、二塁となったところでわずか10球で交代になった。代わった岩田は一、三塁までこぎ着けたが、蝦名に同点2点適時打を浴びた。

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