阪神・大竹 ローテ6番手に急上昇 岡田監督高評価「先発としての能力あるわなあ」

 シート打撃で好投した大竹(撮影・中田匡峻)
 力投する大竹(撮影・高部洋祐)
 力投する大竹(撮影・高部洋祐)
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 「阪神春季キャンプ」(9日、宜野座)

 阪神・大竹耕太郎投手(27)が9日、先発開幕ローテ入りへアピールに成功した。現役ドラフトでソフトバンクから加入した左腕は、移籍後初めての実戦形式となるシート打撃に登板。最速145キロを記録し、打者6人を2安打無失点と好投した。

 高山、ノイジーを連続で遊ゴロに打ち取った。ミエセスに中前打を許したが、島田から128キロのチェンジアップで見逃し三振を奪うと、続く栄枝は二ゴロに仕留めた。“虎初登板”を振り返り「思ったより落ち着いて投げられた」と汗をぬぐった。

 先発ローテ争いは青柳、西勇、伊藤将の3本柱に西純や才木が続いている。大竹は今季から先発に転向する岩貞らと6番手を争う立場だが、この日の投球は岡田監督に強烈な印象を残した。指揮官は「実戦向きかもしれへんな。投げ方を知っているというか。武器のチェンジアップがあるから、そこで打たすとかな。先発としての能力はあるわなあ」と惜しみない賛辞を贈った。

 次回は中3日で12日の1、2軍合同紅白戦に登板し、3回を投げる予定。「0点で抑えるに越したことはないが、結果よりそこに至る過程を大事にしたい」と地に足を着けた。新戦力への期待は日増しに高まっていく。

 ◆大竹 耕太郎(おおたけ・こうたろう)1995年6月29日生まれ、27歳。熊本県出身。184センチ、87キロ。左投げ左打ち。投手。済々黌から早大を経て、17年度育成ドラフト4位でソフトバンク入団。18年7月に支配下登録。

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