阪神“鳥谷塾”で鉄人イズム注入や 若虎に「準備の大切さ」伝える

 子どもにリュックを背負わせてあげる鳥谷氏
 病院関係者らと記念写真に納まる(後列左から4人目から順に)岡留、桐敷、鳥谷氏(撮影・高部洋祐)
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 鉄人のイズム注入や!!今春キャンプで臨時コーチを務める阪神OBの鳥谷敬氏(41)が8日、桐敷拓馬投手(23)、岡留英貴投手(23)と「沖縄県立南部医療センター・こども医療センター」を訪問し、小児病棟の患者約60人に球団グッズを贈った。鳥谷氏は9日の第3クールから指導にあたり、18年の現役生活から感じた「準備の大切さ」を選手に伝える構えだ。

 今年で15年目となった病院訪問。iPadを活用して、画面越しで子どもの患者と交流した鳥谷氏は「ビデオ通話ですけど、実際に子どもたちの声を聞いたり、届けたりできたというのは非常にありがたい」と笑顔を浮かべた。その後、報道陣から臨時コーチについて問われると、キリッとした表情で決意を口にした。

 「唯一言えることは試合数もたくさん出ましたし、毎日試合に出ることもある程度はできたので、たくさん準備することの大切さは感じていました。自分の現役生活から考えてもアドバイスを送れることかなと思います」

 阪神、ロッテで計18年間現役生活を送り、通算2243試合出場。遊撃手では、歴代1位の667試合連続フルイニング出場と鉄人ぶりを発揮してきた。「体のケアもそうですけど、試合に向かうまでの時間の使い方など、かなり自分で考えて、試行錯誤しながら18年間やっていたので、聞かれれば答えられるかな」と頼もしい。

 キャンプはシーズンに向けた大切な「準備期間」だ。「キャンプの過ごし方は本当に開幕してから最初の1カ月に直結してくる。過ごし方によって野球人生は変わってくると思うので」と鳥谷氏も重要性を口にしている。

 自身がルーキーイヤーだった04年に新指揮官だった岡田監督が、再び指揮を執る。「2月1日に球場に行った時、今までと違った球場、選手の雰囲気も感じましたし、岡田監督になって新しいタイガースを見てもらえるんじゃないですか」。新生岡田阪神の臨時コーチとして、後輩たちに目を光らせていく。

 ◆鳥谷敬の鉄人メモ 連続フルイニング出場667試合は遊撃で歴代1位、全ポジションで歴代5位。プロ通算2243試合は歴代22位。さらに1939試合連続出場は歴代2位。

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