野球殿堂入り 谷繁氏、黒田氏、掛布氏らは一歩届かず バース氏、ラミレス氏が選出

 野球殿堂博物館の表彰委員会は13日、今年の野球殿堂入りを発表した。競技者表彰のエキスパート表彰で阪神時代、2度の三冠王に輝いたランディ・バース氏を選出。プレーヤー表彰ではヤクルト、巨人で日本一に貢献し、DeNAでは監督も務めたアレックス・ラミレス氏が選出された。

 プレーヤー表彰では横浜(現DeNA)、中日などで活躍した谷繁元信氏は、昨年の167票から大きく票を伸ばし、253票を獲得したが、有効投票の75%となる267票に14票足りなかった。また、元広島・黒田博樹氏も全体3番目の245票と票を伸ばしたが、本年度の選出とはならなかった。

 さらに、エキスパート表彰では元阪神の掛布雅之氏が、バース氏に続いて102次点。有効得票の75%となる116には14票届かず、殿堂入りを逃した。

 【野球殿堂入りの対象者、選出方法】 競技者表彰のプレーヤー表彰 対象は引退から5年以上の元プロ選手で今回は25人。候補者でいられるのは15年間。選考は野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員が務め、7人以内の連記で投票する。

 【エキスパート表彰】 プロのコーチ、監督でユニホームを脱いで6カ月以上が経過しているか引退から21年以上の元プロ選手が対象。今回は24人。選考は既に殿堂入りした人、競技者表彰委員会幹事と野球報道30年以上の経験を持つ委員が6人以内の連記で投票する。

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