阪神・伊藤将“岡田の考え”吸収で規定到達へ基盤作る 毎日ブルペン「監督が言っているなら」

 守備練習に励む伊藤将(中央)ら投手陣
 キャッチボールする伊藤将(撮影・山口登)
 伊藤将(右)は走り込みをし水分補給をする(撮影・山口登)
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 「阪神秋季練習」(29日、甲子園球場)

 阪神・伊藤将司投手(26)が29日、来季こそ規定投球回に到達することを誓った。

 今季は先発ローテ唯一の左腕として20試合に登板し、9勝5敗、防御率2・63。両リーグ最多6完投など2年目ながら頼もしい成績をマークした。「1年目やって、その反省が今年生かせた。自信はつきましたね」と確かな手応えが残る。

 ただ、4月中旬に新型コロナウイルス感染で離脱した影響もあり、規定投球回には6回1/3届かず。昨季もわずか2回2/3及ばなかっただけに「2年連続で達成できていないので、この(秋季)キャンプでしっかり体力面を作って」と、今秋は来季へ向けた基盤作りに励むつもりだ。

 28日に投手陣へ訓示を行った岡田監督は「50球でも良いから毎日投げろ」と継続的にブルペン入りすることを推奨。1年間ローテを守った伊藤将は肩のメンテナンスなどを最優先する方針だが、「未定ですけど、監督が言っているなら投げないと。投げるんだったら自分のためになるように」と指揮官の考えを吸収しながら進めていく。

 この日はキャッチボールやランメニューなどで汗を流した左腕。自信は自覚へと変化している。「もう自分が軸だと思って、責任を持ってローテーションを守っていければ」。充実の秋を過ごし、来季も欠かせぬ役割を担う。

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