阪神・伊藤将「やり返すつもりで投げた」前回被弾の村上にリベンジで甲子園10連勝!

 完投勝利を飾った伊藤将は梅野とタッチし喜ぶ(撮影・山口登)
 5回、村上は見逃し三振に倒れる(撮影・山口登)
 7回、山田の打球を体に当て、苦悶の表情を浮かべる伊藤将(撮影・田中太一)
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 「阪神9-1ヤクルト」(7日、甲子園球場)

 阪神先発の伊藤将が両リーグトップとなる今季6度目の完投で9勝目を挙げた。昨年9月からの甲子園での連勝を10に伸ばし、井川慶(2003~04年)の9連勝を超え、小林繁(1979~80年)に並んだ。試合後のお立ち台では「気持ちいいです。1つでも甲子園で勝てるように投げています。ファンの声援のおかげです」と声を弾ませた。

 2試合連続本塁打と勢いに乗るヤクルトの主砲・村上を見事に封じ込めた。

 二回無死の第1打席は134キロカットボールで遊飛。五回無死の第2打席がカウント2-2から116キロカーブで見逃し三振。七回無死一塁の第3打席は3番・山田の打球を脚に受けた直後だったが、初球のチェンジアップで二ゴロ併殺打に打ち取った。

 二回1死一塁から一走・オスナをけん制で刺し、六回1死一塁でも巧みな一塁けん制で一走・塩見を盗塁死させるなど技も光った。

 攻撃でも貢献した。7-1で迎えた七回、2死一、二塁から左中間を破る2点二塁打を放ち、自らダメ押し点をたたき出した。

 打球を右脚に受けるアクシデントも乗り越え、111球、5安打6奪三振で1失点完投。村上には8月17日の対戦で先制3ランを浴び、敗戦投手の悔しさを味わっただけに、「前回悔しい思いをしたので、きょうは梅さんとやり返すつもりで投げました」。3打数無安打と完璧に封じ、相手の連続試合出塁も30でストップ。殊勲の左腕は終始、笑顔を浮かべていた。

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