阪神・才木 食にも最善「投げる時に少しでも楽になればいい」

 巨人打線相手に力投する才木
 ウイニングボールを手に梅野(右)を迎える才木
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 「巨人1-6阪神」(21日、東京ドーム)

 圧巻の投球だ。阪神・才木浩人投手(23)が6回1/3を4安打1失点の好投で、1547日ぶりとなる巨人戦勝利で今季3勝目を挙げた。最大の武器である直球で押し込み、最少失点に抑え込んだ。

  ◇  ◇

 才木はマウンド上だけでなく、食品選びの時にも鋭い目つきに変わる。商品に記載されている栄養成分表とにらめっこ。一日に必要な栄養素の量は常に頭に記憶されており、厳選したものを口に入れるようにしている。

 「これ、ビタミンどれくらい入ってるかな」。市販のプロテインで栄養補給をする際もタンパク質量だけでなく、ビタミン、ミネラルなどの含有量にも着目。間食もバランスのいい食事を心掛け、体作りを進めている。

 20年11月に受けた右肘トミー・ジョン手術から復活し、7月からは登板間隔を空けながら先発として回っている。少しでもいい状態でマウンドに上がるため、炭水化物の摂取量にも細心の注意を払う。「グリコーゲンローディング」という試合の日に向けて徐々に炭水化物摂取量を増やす食事方法を徹底。登板2日前は炭水化物をあえて抜き、前日からパスタ、白米などを大量に食べて体内エネルギーを増加させている。

 須磨翔風高時代からスポーツ栄養の本を読むなど人一倍、食事に気を使ってきた。「投げる時に少しでも(体が)楽になればいい」と最高のパフォーマンスを出すために最善を尽くす才木。今も新たな知識を吸収し続け、資本の体に磨きをかけている。(デイリースポーツ・阪神担当・北村孝紀)

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