阪神 今季19度目完封負けで3位転落 近本不在の打線沈黙 伊藤将は八回に力尽きる

 8回、牧秀悟に左越え適時二塁打を浴びた伊藤将(撮影・佐々木彰尚)
 7回、二塁でアウトになった山本とベンチに立つ矢野監督(撮影・佐々木彰尚)
 9回、空振り三振に倒れた佐藤輝(撮影・佐々木彰尚)
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 「DeNA3-0阪神」(10日、横浜スタジアム)

 阪神は打線が振るわず今季19度目の完封負けを喫し、3位に転落した。DeNA先発浜口を打ちあぐね、八回まで散発3安打。九回は守護神の山崎から連打で1死一、二塁の好機をつくったが、あと一本が出なかった。

 コロナ陽性で出場選手登録を抹消された大山、中野に続き、近本がコロナ陽性疑いで戦線を離脱。主力3人が不在の打線は迫力を欠いた。

 陽川が五回に左前打、八回に中越え二塁打を放ったが、あとが続かない。七回には先頭の山本が中前打で出塁も、けん制死で好機を広げられなかった。

 先発の伊藤将は走者を出しながらも粘りの投球で、七回終了まで無失点。だが八回、失策と安打で2死一、二塁から牧に左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を浴び、続く宮崎にも左前適時打を打たれ、3点を失った。打線の援護なく、八回に力尽きた。

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