阪神・矢野監督、今永攻略できず 好相性の大山離脱を嘆く「ホームランが出ないと」

 9回、リプレー検証を要求する矢野監督(撮影・堀内翔)
 DeNAにサヨナラ負けを喫し、この日無安打の近本が引き揚げる(撮影・田中太一)
 試合後、ベンチを後にする佐藤輝(撮影・堀内翔)
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 「DeNA3-2阪神」(9日、横浜スタジアム)

 阪神が3位のDeNAにサヨナラ負け、0・5ゲーム差に迫られた。

 新型コロナウイルス感染で大山、中野と主力を欠く中、代わってスタメンに抜てきされた陽川、木浪の適時打で2点を先制。しかし、三回以降はDeNA・今永にわずか1安打と抑えられた。九回に4番手の加治屋が2死一、三塁から代打・大田に左前適時打を浴び、サヨナラ負けした。

 矢野監督は「戦力的にもちょっと苦しい状況になっている中で、聖也(木浪)もバットでも守備でもいいプレーをしていた。尚将(陽川)もいいところで打ったし。今は全員で補って、全員でやるしかないんで。そういうところはしっかり見せてくれた」とスタメンに抜てきした2人を評価した。

 その一方で、三回以降は今永の前に沈黙し、結果的に完投勝利を許した。「そんなにホームランとか、そんなのが出ないと。なかなか連打連打とか、そういう崩し方ができるタイプでは、そういうのはなかなか難しいんでね。まあ、悠輔(大山)とかがやっぱり相性がいいし、そういうのもあるし。しっかり投げられたのかなという感じですね」。連打での攻略が難しい今永相手だけに、チーム最多の22本塁打を放ち、今永との相性がいい主砲・大山の不在を嘆いた。

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