阪神・大山の体支える食トレ 早期復帰の背景にあった周到な備え

 「阪神6-3DeNA」(22日、甲子園球場)

 阪神・大山悠輔内野手(27)が逆転の20号2ランを放ち、1990~92年の八木裕以来30年ぶりの球団右打者による3年連続20本塁打を達成。快挙の裏側には、頑丈な体を支える徹底した“食トレ”の存在があった

  ◇  ◇

 早期復帰の背景には周到な備えがあった。大山はコロナ禍にあって、普段から蜂蜜配合の健康食品「マヌカハニー」の摂取を心掛けていた。プロ3年目の19年オフから体のメンテナンスなどを依頼している、こころ整骨院代表・仲林久善氏(36)から「免疫力を高める効果がある」と勧められたのだった。

 親近者の新型コロナウイルス陽性判定を受け、大山は濃厚接触者となった。連絡を取った仲林氏は、大山本人が無症状であることを聞いた上で「普段から免疫力を上げるようなことはしているので、おそらく大丈夫」と互いに確認し合ったという。

 そして、同氏からは「しっかり睡眠を取ることと、マヌカハニーをしっかり摂って、菌やウイルスを殺して備えておこう」とアドバイスされた。決して悲観的になることなく、無感染を前提に1軍再合流を見据えていた。

 大山は仲林氏との二人三脚でのトレーニングと並行し、食生活の改善にも力を入れて取り組んできた。ジャンクフードを断ち、補食に関しても厳しく指導を受けた。遠征には脂質や糖質が多く含まれていないスティックバーやピーナツを持ち込み、小腹を満たすようにしている。地道な努力の積み重ねが、大きなケガをしない体づくりにつながり、今季の活躍にも結び付いているといえる。(デイリースポーツ・斉藤章平)

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