5位転落の阪神・矢野監督 誤算のアルカンタラかばう「後付けでどうとでも言える」

 11回、平田にソロを許しうなだれるアルカンタラ(撮影・田中太一)
 11回、三ツ俣に勝ち越し犠飛を許すアルカンタラ(撮影・神子素慎一)
 11回、降板するアルカンタラ(撮影・山口登)
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 「阪神1-3中日」(16日、甲子園球場)

 3連勝中の阪神は攻守でミスが響き痛恨の敗戦。粘りをみせるも延長で競り負け、一気に5位転落となった。以下、矢野監督の一問一答。

 -アルカンタラはもう少し慎重にというところもあったか。

 「慎重にってね、そりゃ慎重になってないことはないわけだから。それは俺ら後付けでどうとでも言えるけどさ。勝負にいったら打たれることもあるやん。それは受け止めてやらないと、そんなん言うたらボール投げられへんやん」

 -九回の近本はあそこで本塁へ行けたのはいいプレー。

 「まあまあある意味ね、難しいけど、当たり前になってくれている選手だと思うし。あの回もチカが出てチカが走って、チカでセーフになって、あのスライディングもよかったし。チカが取ってくれた、という点やったと思うんで」

 -相手守護神からの点の取り方としても。

 「まあまあ、それはいろんな点の取り方があるから、もちろん打って点を取りたいけど、なかなか簡単なことじゃないんで。そういうところではチカがいい攻撃、いい走塁をしてくれたと思います」

 -2回、三走・糸原の走塁は中途半端になった。

 「結果的にそうなったよね。行くぞっていうところから、送球の高さとかを見た時に、ちょっとこれはアウトになるんじゃないかというところの判断で、健斗(糸原)は戻ったと思うんだけど。正直、難しいプレーだと思うんだけどね。でも俺らは前にチャレンジしていく野球だから、どうかなと思うところはやっぱりチャレンジして。あれがアウトだとしても、それは俺は失敗から、失敗というかチャレンジから学んでいけることがあると思うし、そういうところでは行ってほしかったなっていうのはあるけど。でも健斗は健斗で、そういう岡林の肩、送球の高さ、そういうのを考えると無理だっていう判断になったと思う」

 -陽川はミスがあったが、取り返した。

 「まあね、少ないチャンスの中でどう自分のチャンスを増やしていくかっていうね、そういう立場にいるんで。そういうところでは毎打席必死やろうし、そういう気持ちがああいうヒットにつながったんじゃないかなって思います」

 -先発の才木は良いピッチング。

 「そうやね、前回も気持ちが前面出た投球やったと思うけど、今回はその気持ちっていうのはアイツの長所の部分やけど、そこを持ちながらもう一歩冷静にというか、投球できた感じがしたんで、前回よりも中身的には良かったかなと思ってます」

 -次回は。

 「それは分からん」

 -ウル虎の夏も明日で終わり。明日勝てば勝ち越し。

 「毎試合、勝とうと思っている。ウル虎の時も勝とうと思ってるし、ウル虎じゃない時も勝とうと思っているので、やることは変わらない。でも今日もたくさん入ってくれてるんで、それにはしっかり応える野球をしたいなと思います」

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