阪神・藤浪「超一流のバッター」 森に脱帽も直球勝負に「やってこそプロ野球」

 8回、森に二塁打を打たれるも充実の表情をみせる藤浪(撮影・飯室逸平)
 8回、森に右線二塁打を許し苦笑いする藤浪(撮影・田中太一)
 8回、森に対して力強く投げ込む藤浪(撮影・田中太一)
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 「阪神6-1西武」(2日、甲子園球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手が試合後、西武・森を称賛した。大阪桐蔭で春夏連覇を成し遂げた盟友。対決にスタンドから拍手が巻き起こった。

 4点リードの八回から4番手で登板した藤浪。2死走者なしで森を迎えると、高校時代はバッテリーを組んだ2人の勝負にスタンドが盛り上がりを見せた。

 「状況も状況でしたし、個人的に楽しみたい場面でもありましたし、たぶん球場にいた全員がストレート勝負を期待していたんじゃないかと思います。やってこそプロ野球ですし」

 予想通り、期待通りのストレート勝負。結果的には初球を捉え、右翼へ二塁打を放った森に軍配が上がった。それでも藤浪は大阪桐蔭の先輩・中村を右飛に仕留め、ピンチを脱した。

 藤浪は試合後、「打たれましたけど、それは森の方が上だったということで、さすがだなと。超一流のバッターだなと改めて思いました」と脱帽。

 「ある程度、真っすぐ張ってたら絶対捉えるような超一流のバッターなので、打たれても、とは思ってましたけど、打たれる、打たれないじゃないかなと、あそこはもう」とし、「真っすぐ張ってるのも分かってましたし、その上でああいうお客さんが見たいものを見せてプロ野球だと思うので。楽しんでくださる方がたくさんいたならそれで良かったかなと思います」と充実の表情だった。

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