阪神・佐藤輝 ミスばん回の特大決勝弾に「食らいついた」佐々木朗希は「全然違うピッチャー」

9回、先制の中越えソロを放ち三塁べーズを蹴ってポーズを決める佐藤輝(撮影・開出牧)
9回、先制の中越えソロを放った佐藤輝(中央)とタッチを交わす阪神ナイン(撮影・開出牧)
8セーブ目を挙げた岩崎は決勝ソロを放った佐藤輝にサムアップ(撮影・佐々木彰尚)
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 「ロッテ0-1阪神」(27日、ZOZOマリンスタジアム)

 阪神の佐藤輝が起死回生の決勝弾を放ち、チームの連続イニング無得点記録を24で止めた。先発のウィルカーソンを援護する一撃だけでなく、自らのミスをも帳消しにする一発だ。

 0-0で迎えた九回、フルカウントから低めのシンカーに食らいつき、豪快にすくい上げた。打球は美しい放物線を描いてバックスクリーンに飛び込む11号決勝アーチ。「食らいついた結果です。(シンカーは)もちろん頭にありました。追い込まれたので、なんとか対応しようと思っていきました」と振り返った。

 報道陣から直前3打席を取り返したい思い?と問われ「はい、そうですね」と佐藤輝。第1打席は空振り三振に倒れ、第2打席は1死三塁の好機で二ゴロ。ここで三塁走者の中野が三本間に挟まれる間に自らも三塁を狙ったが、二、三塁間で挟まれて憤死。痛恨の“併殺”で好機を逸し、第3打席も佐々木朗の前に空振り三振に倒れた。走塁ミスについては「コーチと話をして。次はアウトにならないようにやっていきたい」と前を向く。

 完全試合男とは、昨年の初対戦ではタイムリーヒットを放っていたが「いや、もう全然違うピッチャーで。真っすぐ、フォークすごいピッチャーでした」と印象を語った佐藤輝。「しっかり長打を打つのが僕に求められていることだと思うので、振っていきたいと思います」と力を込めた。

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