阪神・西純が完投星&プロ初本塁打 球団15年ぶり「8番・投手」が二刀流で勝利呼ぶ

2回、2ランを放ち、メダルを手にポーズを決める西純(撮影・飯室逸平)
2回、2ランを放ち打球を見つめる西純(撮影・飯室逸平)
7回、グラブをたたく西純(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト1-8阪神」(18日、神宮球場)

 阪神が先発・西純矢投手(20)の投打に渡る活躍で快勝した。球団では2007年5月5日・広島戦(甲子園)のボーグルソン以来、15年ぶりとなる「8番・投手」で出場。投げては6安打7奪三振1失点完投で今季2勝目をマークし、打ってはプロ初本塁打を放った。

 立ち上がりから150キロ台の威力ある直球と落差の大きいフォークのコンビネーションでヤクルト打線を圧倒。五回1死一、三塁のピンチは内山壮を三ゴロ併殺打に仕留めた。六回に山田に左越えソロを許したが、終盤も崩れることなく投げ切った。

 力強い打撃でスタンドをどよめかせたのは、1-0で迎えた二回2死一塁。高橋の真ん中に甘く入ってきた150キロ直球を豪快に振り抜き、プロ1号を左翼席にたたき込んだ。

 打線は初回にマルテが先制の左越え1号ソロを放ち、三回には2死一、三塁から大山が左越え6号3ランで援護した。六回には佐藤輝が中越えに10号ソロ。ルーキーイヤーの昨季は24本塁打を放っており、球団では1981~82年の岡田彰布以来41年ぶりとなる新人から2年連続2桁本塁打の快挙となった。

 1試合4本塁打は今季チーム初。西純の好投で20試合連続3失点以内と投手陣の安定感も光っている。

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