阪神VS佐々木朗希27日“内定” 佐藤輝誓う!対戦までに「チームで、打線で」打ちまくる

 打線爆発へ気合が入る佐藤輝
 21年5月の対ロッテ戦、佐藤輝は左前に同点適時打を放つ。投手・佐々木朗
 リラックスムードでアップする佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 阪神が27日・ロッテ戦で佐々木朗希投手(20)と対戦することが16日、確実となった。ロッテ・井口監督が右腕を5月中は金曜に固定することを明言した。阪神は湿りがちだった打線が、先週末のDeNA戦で2試合連続2桁安打を放って上向いてきた。対戦までは残り9試合。さらに調子を上げた“猛虎打線”で、今をときめく令和の怪物を打ち砕く。

 格好の標的ができた。阪神は交流戦2カード目、ロッテとの3連戦初戦となる27日に、佐々木朗と対決することが確実になった。

 このままのローテで行けば、阪神先発は青柳。大野雄にあわや10回完全試合を食らいかけた、6日・中日戦のような試合はごめんだ。令和の怪物が相手でも、打線はエースに援護点を与えなくてはならない。

 打線に勢いは出てきている。5月の9試合中7試合で3得点以下だったが、2試合の雨天中止を挟んで迎えた14日からのDeNA戦(横浜)で爆発。14日は先発・青柳に借りを返す形の9得点で快勝。翌15日も今季初の2試合連続2桁安打で8得点を挙げた。

 この勢いを一時的なものにしないためにも、重要になるのが24日の交流戦開幕までの6試合だ。15日のDeNA戦で2本塁打を放った佐藤輝は「チームで、打線でしっかりと点を取って勝ちたいです」と気合が入る。

 まずは17日からの首位・ヤクルト戦。自身のスタメン復帰が打線上向きの要因にもなっている糸井は「ヤクルトも強いチーム。昨年の覇者なので、そこに勝っていかないと。まだまだ上を目指しているので頑張ります!」と力強い。

 交流戦までの1週間。その重要性を井上ヘッドコーチが説く。「交流戦までには少しでも(ゲーム差を)縮めたいという意味でも、流れをちょっと作れた」とDeNA相手の2連勝を振り返り、「まだまだ借金はいっぱいあるけど、交流戦までに“息を吹き返そうぜ”的な感じで頑張ってきた。気持ちよく交流戦に入るためにも大事な1週間にしたい」とうなずく。

 佐々木朗との対戦までは9試合。初対戦となった昨年の交流戦では5回4失点と打ち込みながら、逆転を許してプロ初勝利を献上した。その後の怪物右腕の進化は周知の通り。今季のここまでのような“ダメ虎”では、とてもかなわない相手だ。

 1番・近本、2番・中野、そして4番・佐藤輝の調子はいい。待たれるのはマルテ、大山の完全復活か。来るべき「5・27」へ。“強虎”となって怪物に襲いかかる。

 ◆猛虎VS佐々木朗 阪神は2021年5月27日の交流戦でロッテ・佐々木朗と初対決。舞台は甲子園で、二回に佐藤輝が交流戦初打点となる左前適時打を放ち一時勝ち越しに成功したが、先発・アルカンタラが逆転を許し敗戦。佐々木朗は人生初の聖地のマウンドで5回7安打4失点。プロ初勝利を飾った。

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