阪神・及川 負傷後初シートで2K&147キロ 5・6からの2軍3連戦で実戦復帰も

 シート打撃を終え、笑顔を見せる及川(撮影・吉澤敬太)
 シート打撃後、平田二軍監督(左)から声をかけられ笑顔を見せる及川(撮影・吉澤敬太)
 シート打撃で片山と対戦する及川(撮影・吉澤敬太)
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 右脇腹筋挫傷から復活を目指す阪神・及川雅貴投手(21)が27日、シート打撃に登板し、実戦形式の練習に復帰した。片山、栄枝と計5打席対戦して2三振を奪い、安打性1本、1四球。変化球も全球種を投じ、最速は147キロを計測した。

 「きょうは内容というよりは、しっかり打者に良いフォームで投げられるように。あんまりバランス良くはなかったけど、良いボールも結構いっていた」

 安藤2軍投手コーチも「まだ制球がバラついてたけど、真っすぐ自体は力あったよ」とうなずく。登板後は「違和感も痛みもない」と話したといい、28日以降の状態を見て、早ければ5月6日からのウエスタン・中日3連戦(鳴尾浜)で実戦復帰となる可能性もある。

 初の1軍キャンプを経て、オープン戦4試合で計5回無失点と結果を残していた中で、開幕直前の3月15日に離脱。「開幕から1軍の戦力として投げたかった。(1軍の)試合を見ながらふがいなさを感じていたので。一日一日が長いなと思いました」と悔しさをにじませた。それでもシーズンはまだ序盤。完全復活し、今度こそ1軍戦力となる。

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