阪神・矢野監督 ドロ沼の開幕7連敗に「目の前のことを必死に」 試合後の一問一答
「巨人6-5阪神」(1日、東京ドーム)
阪神が今季初となった伝統の一戦に敗れ、これで開幕から泥沼の7連敗となった。
球団のワースト記録をさらに更新し、12球団で唯一、白星がない。またプロ野球史上、優勝チームの開幕連敗は1960年・大洋(現DeNA)の6連敗が最長。開幕7連敗から優勝した例はなく、早くもV確率は0%となった。以下は試合後、矢野監督の一問一答。
-大山の一発が明日へつながる。
「もちろんね、なかなかヒット、ヒットっていうね、感じだけでは点はとれないので。そういうところでは、一発は欲しいところなんやけど」
-中継ぎ陣がそれまでゼロでつないだ。
「今の中継ぎを成長させないと、ダメなところなんで。そういうところでは一人一人が、もちろん自信をつけるのには結果がもちろんついてこないと、自信はついてこないけど。登板数が増えてくる中で、落ち着きつつはあるかなと思う。桐敷も初めての中継ぎというところやったけど、ゼロでいけたというのは落ち着いていけると思うし。ちょっといま、チーム編成上なかなか落ち着いてっていうところは少ないんで、そういうところでは出たところでみんな頑張ってほしいなと。頑張るようにしてくれたかなと思います」
-藤浪の投球は。
「もちろん、この球場やしある程度、思い切って攻めていかないとダメだしホームランは仕方ないという気持ちのつくり方というのはもちろんあると思うけど。俺もそう思って現役時代ずっと戦っていたし。ただ、ああいういい打者をどう抑えていくかというレベルに晋太郎自身も成長していってもらいたいし。1点でも少なくというところが課題の投球だったんじゃないかな。やろうとしていることと結果が矛盾してしまうのは仕方がないという気持ちも必要やし。その中で抑えていくというのも晋太郎自身の成長には必要やし」
-藤浪の交代のタイミングは。
「それは俺が決めることだから。総合的に」
-中野の途中交代は二塁カバー時のスライディングの影響か。
「いやいや、気持ちを感じないんで。球際に最近、ちょっと弱いというかなんかこう、なんとかしようという気持ちがないわけじゃないんだけど、どうしても後から行くやつっていうのは試合に出たいやつばかり。竜平も聖也も必死やし。あいつも毎日試合に出ながら、その気持ちを続けていくのは簡単じゃないとはいえ、そういうことをやっていかないとあいつの成長もないしね。あいつの『気』が出ている感じがしない」
-マルテの交代は、
「足の張りがあったから」
-初勝利が遠い。
「大きなことを言えることは今はないけど、目の前のことを必死にやっていきます」