阪神・ガンケル 開幕アウト 2軍で実戦へ 開幕カードは青柳→藤浪→桐敷が濃厚
阪神のジョー・ガンケル投手(30)が開幕ローテから外れることが9日、明らかになった。キャンプ終盤に腰に強い張りを訴え、これまで実戦登板を2度回避。この日、甲子園でブルペン投球を再開したが、当初予定していた開幕カード3戦目の27日・ヤクルト戦(京セラ)の登板を断念した。
これで開幕カードは青柳、藤浪、ドラフト3位・桐敷(新潟医療福祉大)で臨むことが濃厚となった。また、先発のアクシデントなど不測の事態に備えて小川がバックアップで控える。
ガンケルの投球練習をチェックした金村投手コーチは「無理をさせる時期ではないかな。開幕は間に合わないと思っています。しっかり焦らず万全の状態で1軍に帰ってきてくれることが一番」と説明。今後は2軍戦での実戦登板を目指し、「そこで3試合ぐらい使って、イニングを伸ばしながら」と見通しを語った。
ガンケルも同じ思いを口にした。29球の投球練習を終えて「前進していると言えると思う」と手応えを語りつつ、「今焦ってケガとかは避けたい。(開幕に)間に合いたい気持ちはあるんですけど、後退することなく進めていきたい」と慎重な姿勢を崩さなかった。