阪神・新守護神ケラー 開幕間に合う 入国即合流可能!矢野監督「楽しみ」

 阪神の矢野燿大監督(53)が2日、守護神候補の新外国人・カイル・ケラー投手(28)=前パイレーツ=が開幕戦に間に合う見通しを示した。1日から新規外国人入国の規定が大幅に緩和。場合によっては3月上旬の来日後、即合流も可能となっている。スアレスが抜けた阪神にとってはかなりの朗報。岩崎-ケラーの2022年版必勝リレーで、開幕ダッシュを決める。

 この日、開始された甲子園での全体練習後、矢野監督が明るいニュースを口にした。

 「ケラーに関しては(開幕に)間に合う可能性があると思っている。様子を見てになるけど、間に合わないことはないかなと思う」

 政府が1日から、観光を除く外国人の新規入国を再開。来日後の隔離期間などの規定も大幅に緩和された。現在は3回目のワクチン接種を終え、オミクロン株の広がりが見られない地域からの入国者は待機措置が一切免除されている。

 ケラーは特定地域に指定されていないアメリカからの入国。3回目のワクチン接種を終えており、入国後の空港検査で陰性となれば、隔離期間はなく、すぐにでもチームへの合流が可能に。もしワクチン未接種であっても、隔離3日目の検査で陰性なら、その時点で合流できる。

 首脳陣はアメリカでの自主トレを行うケラーの状態を、動画でチェック済み。2月中旬の段階で「(ブルペンで)7、8割ぐらいでは投げられている」と話していた指揮官はこの日、「来たら、そんなに時間がかからず実戦ができると思うので楽しみにしている」と開幕前の実戦登板を経て、シーズンに向かう見通しを語った。

 絶対的守護神のスアレスが抜けた穴は大きい。それでも、代役候補が開幕に間に合うとなれば、中継ぎ、抑えの整備は一気に進む。キャンプでは新たなクローザー候補出現の手応えを得るまでには至らず、開幕当初は岩崎が代役を務める可能性が高まっていた。

 だが、今回の朗報で岩崎が昨季同様に“八回の男”を務め、最速157キロの直球と縦のカーブを武器とするケラーをクローザーに据える、新たな勝利の方程式が確立できる。

 今季から延長12回制に戻り、リリーフ陣の重要度は増す。矢野政権ラストイヤーの優勝に、開幕ダッシュは必須条件。「中継ぎ以降のピッチャーも何とか見える形にしてシーズンに入っていきたい」と矢野監督。4日から再開するオープン戦で岩崎、ケラーにつなぐまでの戦力を整えていく。

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