阪神・青柳 開幕へ上々2回1失点自責0 チェンジアップ解禁 得意球封印でも安定感

 1回を終え、好捕した糸井を笑顔で迎える青柳(中央)=撮影・佐々木彰尚
 2回で被安打1と上々の仕上がりをみせた青柳
 青柳はチェンジアップをまじえ力投する(撮影・山口登)
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 「練習試合、阪神4-1中日」(20日、宜野座村野球場)

 開幕投手の筆頭候補となっている阪神・青柳晃洋投手(28)が、練習試合・中日戦(宜野座)に先発し、上々の仕上がりを見せた。2回を1安打1失点(自責点0)。スライダーとツーシームを封印し、チェンジアップを解禁したという投球で安定感を示した。

 「主とするボール、スライダーやツーシームに頼らず試合をやろうと。あまり投げていなかったカーブとか、何年も投げていなかったチェンジアップだったり。やりたかったことがすごくできた」

 充実の初実戦となった。初回は直球中心の投球で岡林、京田を左飛。続く山下には2球で追い込み、低めに投じた127キロのチェンジアップで捕ゴロに。立ち上がりをわずか8球で抑えた。

 二回は味方の失策も絡み、1死一塁から木下に左翼へ適時二塁打を許して先制点を献上。ただ、110キロ台のカーブを投じるなど得意のツーシームとスライダーに頼らない配球で、後続を抑えて最少失点に防いだ。

 投球の幅を広げようと、明確なテーマを持って登板した右腕。矢野監督は「はっきりした意図を持ちながら投球できると思う。やれることはしっかりやれて順調にきてるのかな」と評価した。

 目指すは先発陣の柱だ。「今年の目標は15勝と言ってますし、開幕投手もやってみたい」と青柳。大役へ向けて、さらなる進化を遂げる。

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