阪神・藤浪“菅野ワンシーム”に手応え 左対策で3球初試投「やりたいことできた」

 「練習試合、楽天3-3阪神」(19日、金武町ベースボールスタジアム)

 阪神・藤浪晋太郎投手(27)が練習試合・楽天戦(金武)に三回から2番手で登板し、今オフに弟子入りした巨人・菅野に教わったワンシームを解禁した。「ワンシームも投げられたし、やりたいことができたと思う」と収穫を手にし、納得した表情を浮かべた。

 対外試合2度目の登板。「左打者への攻め」を一つのテーマにワンシームを3球、試投した。三回1死で迎えた銀次に1球。続く安田には1ストライクからの2球目と3球目に投じた。3球目は中前にはじき返されたが、2球目にはファウルを奪った。芯を外す動く球として、左打者に有効な球種である可能性を見いだした。

 3回4安打1失点で最速は153キロ。安定感も徐々に増してきた。四回は先頭の田中和に特大の中越えソロを浴びたが、課題の抜け球はなかった。福原投手コーチは「バランスよく投げられていた」とうなずき、矢野監督も「(球種の)一個、一個は安定しつつあるんじゃないか」と制球面での成長を感じ取った。

 右腕は「真っすぐも変化球もたくさん使えたし、よかったと思う」。試合を重ねるたびにローテ入りへの手応えをつかんでいる。

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