阪神・マルテも4番OK フリー打撃で秋山から快音連発 矢野監督「100打点挙げて」

 矢野監督(後方)が見守る中、フリー打撃で秋山と対戦するマルテ(撮影・飯室逸平)
 矢野監督(左)と談笑するマルテ
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 「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)

 マルちゃん、ほんまに頼りにしてまっせ!阪神のジェフリー・マルテ内野手(30)が13日、矢野監督からシーズン100打点指令を受けた。この日はフリー打撃で打撃投手を務めた秋山と対戦し、左中間の芝生席に放り込むなど29球で安打性6本。大山、佐藤輝と4番候補の2人がキャンプ中の実戦で好調をアピールしているが、来日4年目のM砲もし烈な争いに割って入る。

 ボス、今年の俺はひと味もふた味も違いますよ-。マルテがそう言わんばかりの強烈な打球を連発した。午前中に行われたフリー打撃。マウンドには2年連続2桁勝利中の秋山が上がった。24球目。この日一番のフルスイングで運んだ打球は、ライナーで左中間の芝生席に突き刺さった。

 「いい状態でいけたかなと思います」とM砲。打撃ケージ裏で見守った矢野監督、藤井康1、2軍巡回打撃コーチら首脳陣はホクホク顔だ。29球で安打性6本。「試合が近づいてきているので、そういう意味でもいい準備ができていると思います」と胸を張った。

 近寄ってきた指揮官からは「100打点ぐらい挙げてくれよ」と熱烈なメッセージを送られた。10日のフリー打撃では同じように打撃投手を務めた岩貞から柵越えを放った。仕上がりは順調だ。

 昨季は128試合に出場して打率・258、22本塁打、71打点。背番号31は主に3番打者だったが、4番としても32試合に出場した。打順に関しては「監督の決められたところで。そこで準備できるように」と特別なこだわりはない。もちろん、主砲の役目を任されれば全力で全うする。

 4番候補の大山と佐藤輝がキャンプ中の実戦で猛アピール中。矢野監督は「誰を4番にするかも大事だけど、打線の中で何がいいかを考えるのが俺の仕事」とした上で、「去年もマルテが4番を打っているので。今年も4番を打つ可能性はある」と考えを明かした。

 今季初実戦は23日の練習試合・広島戦(宜野座)の見通し。早出特守にも連日参加している助っ人は「去年の成績を上回ることだけ。それが優勝に直結することだと思うので、それだけを意識しています」と力を込めた。

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