阪神・矢野監督“アメとムチ”内野手好守「よくやってくれた」中継ぎ陣「厳しい」

 試合後のミーティングで厳しい表情で話す(中央)=撮影・西岡正
 8回、松本剛の打球に飛びつく小野寺
 7回、野村に同点打を打たれた馬場
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 「練習試合、日本ハム3-3阪神」(11日、タピックスタジアム名護)

 試合後の阪神・矢野燿大監督のインタビュー。第一声は「物足りない感じはありますね」だった。真っ先に挙げたのは、8日の練習試合・日本ハム戦に続き、パッとしなかった中継ぎ陣。やり玉となったのは後半3イニングを任された馬場、小川だ。

 馬場は1回2失点、小川は2回を無失点ながら45球を要した。「なにでストライクを取って、なにで抑えるというものが、ちょっと見えるような投球では全然なかった。現時点ではちょっと厳しいなという感じ」。リリーフ陣でスアレスが抜けた穴を埋める、新たな力が出てきてほしい。その思いが強いからこそ「高いところで争ってほしいなっていう感じ」と苦言を呈した。

 一方、随所で飛び出した内野陣の好守には目を細める。「球際ということをずっと課題としてやってきたけど、それぞれがよくやってくれた」と褒めた。熊谷は二塁で2度、さらに遠藤が三塁で、小野寺が一塁で鮮やかなダイビングキャッチを見せた。

 「レギュラーになろうと思ったら、守りがしっかりしてこないと。今日は若い選手だったけど、自信につながると思う」とうなずいた。若手野手陣は試合後、名護から宜野座に移動。鍛錬の日々が必ずや実を結ぶと信じ、日が暮れるまで汗を流した。

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