阪神 拙守連発 ケースノックで“6失策” 筒井コーチ「まだまだ足りない」

 ケースノックでボールをはじく近本。左はカバーに入る糸井(撮影・田中太一)
 熊谷は佐藤輝の送球に飛びつくが捕球できず
 併殺を狙うも、一塁へ悪送球する木浪
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 「阪神春季キャンプ」(10日、宜野座)

 内野手も、外野手も拙守を連発した。ワンプレーずつアウトカウントを設定し、走者も置いて実施した今キャンプ初のケースノック。スタンドから見守る虎党は思わず失笑し、ため息を漏らした。

 昨季ゴールデングラブ賞に輝いた中堅・近本が左中間寄りの浅い平凡なフライを落球。右翼・佐藤輝の三塁送球は高く、大きくそれた。二遊間の定位置を争う木浪、高寺も捕手からの送球をファンブルするなど、ベースカバー遅れのミスも続出。全体で19本のノックを受けて“6失策”だった。

 続けてシートノックに移行し、終了後に三塁側ファウルゾーンで約10分間の反省会。ノッカーを務めた筒井外野守備走塁兼分析担当コーチが、その内容と今後の課題を説明した。

 「どういう思いでプレーしたのか、どういうところを直していかなきゃいけないのか、全員ですり合わせました。自分たちの一番の武器である走塁だったら逆に進塁するやんって話ですよね。走者目線で見て、進塁させないようにするにはどういったプレーが必要か。まだまだ足りない部分もあるから、キャンプでしっかりやり込んで体に覚え込ませる」

 チーム失策数は昨年まで4年連続12球団ワースト。今キャンプでは投内連係中の投手陣の送球ミスも目立っている。頂点を目指す上で必要不可欠な守備力向上。一人一人が気持ちを入れ直さなければいけない。優勝を夢見るファンのためにも。

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