阪神・矢野監督が今季限りで辞任「退任するという思い伝えた」キャンプイン前日ミーティングで異例の表明

 キャンプ前のミーティングで選手の前で話す矢野監督(球団提供)
 キャンプ地の宿舎入りする矢野監督(球団提供)
 キャンプ地の宿舎に到着し花束を受け取る矢野監督(右)=球団提供
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 阪神・矢野燿大監督(53)が31日、沖縄県内のチーム宿舎で全体ミーティングを開き、今季限りで退任すると明かした。ミーティング後、取材対応。内容を問われ、「今シーズンを最後に監督を退任するという思いを伝えた。俺自身、退路を決めることで気持ちを伝えさせてもらった」と説明した。

 矢野監督は2019年から指揮を執り、1年目は3位、2年目は2位、3年目の昨季も2位に入り、3年連続Aクラスの成績を収めた。

 キャンプイン前日に監督が退任の意向を表明するのは、異例。阪神では、2003年の日本シリーズ開幕前々日に当時の星野仙一監督がそのシーズン限りでの退任を表明しているが、他球団を含めてもキャンプイン前という時期の退任表明は過去に例がない。

 シーズンの順位に関係なくチームを去ることになる指揮官の下で、阪神は2005年以来、17年ぶりのリーグ優勝を目指すことになる。

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