阪神・チェン 契約最終年の来季へ「すべて順調」帰米してトレーニング中

 阪神で来季2年契約最終年を迎えるチェン・ウェイン投手(36)が30日、“復肩”へ巻き返しを誓った。 

チームの力になれなかった。チェンにとって、それが何よりも無念だった。「シーズン中はずっとケガをしている状態が続いてしまい、とても悔しい一年でした」。巻き返しを期す2年契約最終年となる来季は、日米通算100勝を目指す。

 移籍1年目の今季は2試合の登板で1勝0敗、防御率3・86。4月29日の古巣・中日戦(バンテリン)で3497日ぶりにNPBでの白星を挙げたが、その後は左肩痛などでファーム調整が続いた。

 悔しさを晴らすため、オフはアメリカへ帰国し、リハビリを継続しながらトレーニングを行っている。「全て順調に良い方向に向かっています」と回復ぶりをアピール。「ケガを早く治すことと、ケガした箇所を強化することを中心に取り組んでいます」。37歳となる来季1年間を、戦い抜く体を作り上げる。

 2軍暮らしの中でも、若手投手のメンタル面の相談に乗るなど、ベテランらしくチームを支えてきた。現在、日米通算96勝と同100勝を視界に捉えている。「シーズンを通して健康な状態で、チームにもっと貢献できるように努力していきたいと思います」。節目まで4勝。本領発揮となれば、難しい数字ではない。

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