阪神・梅野 市長にお願い 子供に野球大会を 福岡「那珂川市民栄誉賞」第1号

 日本郵便ゴールドポストプロジェクトの式典に参加した梅野
 子供たちと一緒にポーズを決める阪神・梅野隆太郎=福岡・那珂川市役所(撮影・田中太一)
 子供らからサプライズで歓迎を受け喜ぶ梅野(撮影・田中太一)
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 阪神・梅野隆太郎捕手(30)が27日、故郷の福岡県・那珂川市役所を訪問。「那珂川市民栄誉賞」第1号を受賞した。東京五輪野球金メダリストの功績をたたえられ「野球をやっていて良かった」と語り、那珂川片縄郵便局には「ゴールドポスト」も設置された。

 梅野は身長173センチと野球選手の中では大きくないが、強肩強打の捕手として阪神の扇の要を担う。「体が小さくても野球選手になってホームランを打てる。(子どもたちが)見て、夢を与えられる選手になってきたのかな」と感慨深げだ。

 少年野球時代の秘話も明かした。片縄ビクトリー在籍時に、ダイエーVSヤクルトの一戦を福岡ドーム(現ペイペイドーム)で観戦。練習中、外野にいた現役時代の高津監督に「ボールちょうだい」とおねだり。スワローズの練習球をもらい「いまだに覚えていますね」と当時を懐かしむ。

 夢を与える立場の大きさを理解する梅野は那珂川市の野球少年、少女たちとのキャッチボール交流などにも意欲を示している。野球大会、イベントの実現に向け「市長、お願いします」と依頼した。

 2023年のWBC侍ジャパン入りも視野に入れ「阪神で活躍してこそ選ばれるもの。シーズンでケガなく戦って功績を残す」と決意。必ず虎を優勝させ、来オフも胸を張って地元にがい旋する。

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