阪神・佐藤輝 バットのグリップ太くする 出塁率増へ改良「指の引っかかりがいい」

 バット職人と意見交換する佐藤輝(ミズノ提供)
 ミリ単位でバットを削る工程を見つめる佐藤輝(ミズノ提供)
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 阪神の佐藤輝明内野手(22)が出塁率アップへバットを改良することが18日、分かった。岐阜県養老町のミズノのバット工場を訪問し、来季使用するバットはグリップエンドを今季よりも太くすることを決定。ヤクルト・村上のように出塁率増&三振数減を目指す。また19日には「ミズノダイヤモンドスポーツ感謝祭2021」に参加。YouTubeなどのオンライン配信が予定されている。

 何度も何度も素振りをし、バットを握る手の感覚を確かめる。来季に向けた至極の一本を作るために-。佐藤輝は真剣なまなざしで、バット作りの職人と意見交換を行った。

 そしてたどり着いた答えは、グリップエンドを太くすること。「(指の)引っかかり具合がいいかな」と今季からの変更理由を明かした。バットを改良する一つの狙いは、コンタクト率を上げるためでもある。理想はヤクルト・村上だ。

 「出塁率も上がるし、打率も上がる。近本さんみたいに、安打を打ち続けられるタイプじゃないので、少しでも(四球を)増やしていけたらと思います」

 実際の製作過程を見届けるのは今回が初めて。「バット削りを見たことによって、さらに道具への愛情が湧いた」とミリ単位で削る職人の技術に感銘を受けた。さらに、内野用グラブは「外野用かなって思うぐらいでかい」サイズへと変更。スパイクも新しいモデルを試す予定だ。

 今季は球団史上最多の173三振を喫した一方で、24本のアーチを積み重ねた。「支えていただいてる方々のためにも、結果で恩返ししなくてはいけないと思いました」。道具作りに携わってくれた人々の思いも胸に、来季は新しい“相棒”で豪快なアーチを描く。

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