阪神・才木280万ダウン、来季復帰へ「恩返しする」 牧は現状維持
阪神の育成選手・才木浩人投手(23)と、牧丈一郎投手(22)が9日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、才木は280万減の700万円、牧は現状維持の450万円でサインした(金額は推定)。
才木は昨年11月に右肘内側側副靭帯(じんたい)再建術および右肘関節鏡視下滑膜切除術を受けた。復帰を目指し、今季はリハビリに時間を費やしたが、「1シーズンずっとリハビリやっていたので、(年俸)ダウンにはなりましたけど。自分は今年1年充実した1年を過ごせたと思っているので、来年以降がすごく楽しみかなという感じです」と納得の表情で語った。
11月12日の秋季練習では術後初めてのシート打撃に登板し、順調な回復ぶりを見せていた。「来年は結果を出さないといけないと思っているので。今年、去年とリハビリ期間お世話になった人がたくさんいるので、その人たちに恩返しするというか、結果を出して、『才木を見てこれて良かったな』と思ってもらえるように」と来季の飛躍を誓った。
牧は、ウエスタンで17試合(9先発)に登板し、3勝2敗、防御率3・31。「前半、全然ダメだったんですけど。6月頭くらいから先発ローテーションで回らせてもらえて、今までよりも一番充実していたというか、先発で長いイニングを投げることによって課題も成長もいっぱい見つけられたかな」と振り返った。