阪神・原口 野手専念 捕手へのこだわり捨てた!出場機会増へ勝負 左翼&内野でノック
「阪神秋季練習」(12日、甲子園球場)
来季プロ13年目を迎える阪神・原口文仁捕手(29)が、野手転向を目指す意向であることが12日、明らかになった。秋季練習から一塁と外野に専念。矢野監督が「捕手というよりは野手で勝負したいということなんで」と本人が志願したことを明かした。
甲子園で行われた野手組の秋季練習。原口はシートノックで慣れ親しんだ捕手のポジションに就かず、左翼へ向かった。バックホームまで終えると、その後は一塁へ。フリー打撃時も外野で打球を追い、個別練習では熊谷、小幡と共に二塁でノックを受けた。
今季は主に代打で56試合に出場して打率・204、0本塁打、3打点。梅野、坂本に次ぐ“第3捕手”という立場もあり出場機会は限られた。これまで捕手という仕事に生きがいを感じてこだわり続けてきたが、もう覚悟を決めている。指揮官も後押しする考えだ。
「やっぱり打つってことが一番アピールするポイントだと思うので。チャレンジしていってくれたらいい」
試合中における捕手の負傷交代など不測の事態が起きた場合は、もちろん背番号94が再びマスクをかぶって参上する。出場機会の増加を求め、不退転の決意で臨む2022年シーズン。原口が野球人生を懸けた勝負に挑む。