阪神・サンズ、来季流動的 今季20発も後半大不振 去就はマルテ交渉次第

 帰国するサンズ(阪神タイガース提供) 
 帰国したアルカンタラ(阪神タイガース提供)
 夫人とともに帰国するガンケル(阪神タイガース提供)
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 阪神は9日、ジェリー・サンズ外野手(34)、ジョー・ガンケル投手(29)、ラウル・アルカンタラ投手(28)、メル・ロハス・ジュニア外野手(31)が帰国したことを発表した。前半戦の躍進を支えたサンズは9月に月間打率・154と極度の不振に陥り、巨人と戦ったCSファーストSでもメンバー外。来季の契約更新は流動的な状況だ。

 普段通りの柔和な表情で愛する日本を後にする。だが、心の中は悔しさであふれているに違いない。個人的に、またチームとしても、虎党の期待に応えられなかった2021年シーズン。サンズは球団にメッセージを託して機上の人となった。

 「タイガースファンの皆さんの2年間の声援に本当に感謝しているよ。最後はチームも残念な結果になってしまったけれど、みんながベストを尽くした結果だと思っている。来年も皆さんに会えることを期待しているよ」

 来日2年目の今季は120試合に出場して打率・248、20本塁打、65打点。前半戦は首位を走るチームの原動力となっていたが、夏場以降から徐々に調子を落とした。9月に月間打率・154と極度の不振に陥り、10月2日に2軍降格。巨人とのCSファーストSでも登録外となった。

 球団がサンズと来季契約を更新するかは、今季22本塁打を放ったマルテとの交渉次第などで流動的な状況。M砲に関しては既にソフトバンクなどが獲得調査を始めており、流出となる可能性もある。そのため、日本の野球を熟知する助っ人砲2人が一気に退団となることもありえる。

 先発で9勝を挙げたガンケルは来季の契約更新が確実。「チームとしてチャンピオンになれなかったことが悔しいね」と今季を振り返った。来季2年契約の2年目を迎えるアルカンタラは「皆さんの前でベストのパフォーマンスをお見せできるように頑張っていきたい」と宣言。同契約のロハスも「日本シリーズでMVPになる」と来年の抱負を語った。

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