阪神・矢野監督 ヤクルト先発・高橋に脱帽「カーブが良かった」

 9回、サヨナラの好機で糸原(手前)は左飛に倒れる。ベンチでグラウンドを見つめる矢野監督(右)、近本(左)=撮影・田中太一
 引き分けに終わり厳しい表情であいさつに向かう矢野監督(撮影・飯室逸平)
 9回、糸原の打球を見上げる阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
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 「阪神0-0ヤクルト」(20日、甲子園球場)

 阪神は打線がつながらず、首位・ヤクルトに痛い引き分け。ヤクルトの優勝マジックは1つ減って「3」となった。

 前夜は16安打11得点と猛虎打線が爆発。しかし、この日は高橋-清水-マクガフに5安打無得点に終わった。

 この日、初めての好機は五回だった。無死から糸原、大山の連打で一、二塁。ここで、小野寺はバスターを敢行した。しかし、浅い右飛に終わり、走者を進めることもできず。結局、後続も続かなかった。

 矢野監督はその場面を振り返り、「どうしても点を取りたかったら色々考えはありますけど。まあ、でも自分たちがしっかり点を取ろうとした中で、やったことなんでね。それは自分自身が受け止めてやっていきます」と話した。

 相手先発・高橋には7回を4安打に抑え込まれた。その点について「カーブがちょっとね、いい形で使われたかなという感じはあったので。ちょっとそこが普段と変わったところで、球の力もあったし、カーブが良かったから、なかなか簡単ではなかったけどね。何とか1点取りたかったなと思います」と話した。

 前夜、プロ初の4安打だった1番・島田は4打数無安打。4番に座ったマルテも4タコと、なかなか打線が機能しなかった。

2023-11-05
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