阪神外れ1位は左腕中心…森&黒原が筆頭候補 右腕なら日大・赤星も

 阪神が11日のドラフト会議で、外れ1位指名の候補に三菱重工West・森翔平投手(23)、関学大・黒原拓未投手(21)ら左腕投手をリストアップしていることが10日、分かった。投手王国形成へ、投手中心のドラフトとなりそうだ。

 現在、阪神の先発ローテ左腕は伊藤将、高橋のみ。補強ポイントは明白。1位は投手を指名する方針が固まっているが、抽選で外した場合の外れ1位もサウスポーを獲りにいく。その筆頭候補が森と黒原だ。

 森は最速150キロの速球を誇る本格派だ。関大4年秋にはエースとしてリーグ戦優勝、明治神宮大会準優勝に貢献。社会人でも、チームを今年の都市対抗野球全国大会出場に導いた。また昨年7月、今年3月のプロアマ交流戦では、阪神2軍相手に無失点投球も見せている。

 一方の黒原は地元・関学大のエースとして早い段階からマークしていた好素材。智弁和歌山3年時には夏の甲子園に出場しており、関学大では1年時からリーグ戦に出場。今春のリーグ優勝に貢献し、MVPにも選出された最速151キロ左腕だ。ドラフト前最終登板となった3、4日の関大戦で連投し、それぞれ2回無失点、1回無失点と好投している。

 森、黒原以外にもJR東日本・山田、独立リーグの九州AL熊本・石森ら左腕に注目。また右腕なら日大・赤星、三菱自動車倉敷オーシャンズ・広畑らが候補に挙がっているもようだ。左右のバランスがとれた“投手王国”を築くべく、指名を検討していく。

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