阪神・矢野監督、就任1年目から3年連続Aクラス入り すんげエ~偉業や
「DeNA0-2阪神」(6日、横浜スタジアム)
歴代の球団優勝監督もなし得なかった偉業だ。阪神・矢野監督が就任1年目から3年連続Aクラス入りを決めた。
阪神の監督で2リーグ分立後の達成は初。唯一の日本一へ導いた吉田義男監督も、リーグVを果たした星野仙一監督、岡田彰布監督も達成できなかった記録を両リーグ最速となる70勝で決めた。
苦しい勝利だった。今季14度目の完封勝ちとなった一方で、七回1死満塁は大山、糸原が凡退した。八回1死三塁は打者・梅野の場面でスクイズを仕掛けるも捕邪飛。五回以降は毎回、得点圏に走者を運びながら追加点は生まれなかった。
「どこかでもう1本タイムリーを出していかないと。ピッチャーばかりに負担が掛かるので…」と矢野監督も快勝とは言えない内容に表情は晴れない。
首位・ヤクルトも勝ち、9月29日以降は●●○○○○○と7試合連続で勝敗が同じ。1ゲーム差から動かない、もどかしい状況に「もう、みんな必死。ヤクルトもずっと負けないんで。でも目の前の1試合を勝つしかない。結果的には勝ちゃあ、何でもいいんだけど、明日は打線も奮起してほしいな」。
もちろんAクラス入りが目標ではない。この勝利で監督通算199勝目。メモリアルの、そしてVへとつながる勝利はすっきりとした快勝で決める。