【谷佳知氏の眼】阪神・佐藤輝は自信を持つこと シーズン中の修正は難しい
「DeNA0-2阪神」(6日、横浜スタジアム)
投手陣の頑張りで阪神は5連勝を飾ったが、そんな中で気になるのが佐藤輝の打撃だ。前半戦のよかった時と比べ、真っすぐに振り遅れてしまっている。打つのは正直厳しいだろう。
もっと踏み込んでいった方がいいのだが、内角を攻められることで体が開き、ステップできない。何とか踏み込もうとするのだが、そうすると変化球を落とされる。このパターンで各球団の投手が攻めてくるのは本人も分かっているはず。おそらく練習では踏み込んで自分から打ちに行けているが、いざ試合になると崩されてしまい、結局何を待てばいいのか分からなくなっているように見える。
今はシーズン中だけに、修正して打てるようになるのは難しいだろう。プロでは簡単に自分のスイングをさせてくれないのは分かったはず。適応するにはタイミングなど、少しずつ変えていかないといけない。
阪神はCSや日本シリーズで戦う可能性がある。そんな中で佐藤輝に言えるのは自信を持つこと。そのためにも、どんな形でもいいので結果を出すしかない。