阪神・中田 引退を決意 通算100勝右腕 19年オフに虎入りも移籍後は未勝利

 阪神の中田賢一投手(39)が今季限りでの引退を決意したことが27日、分かった。

 2004年にドラフト2位で中日入り。1年目から開幕ローテ入りして8勝(3敗)を挙げると、中日在籍時には特に阪神戦でプロ初勝利を含む、通算8勝2敗と“虎キラー”として君臨した。13年オフに国内FAを宣言すると、阪神との争いの末にソフトバンクが獲得。19年オフには無償トレードで阪神へ移籍した。

 阪神では20年に1軍で3度先発するも2敗。今季はここまで1軍に一度も昇格できず、移籍後初勝利を挙げられていない。一方でウエスタンリーグでは、優勝が決定した24日のオリックス戦で先発を任されるなど4勝3敗の成績を残した。

 荒れ球で打者を翻弄(ほんろう)することから「暴れ馬」の異名を取った通算100勝右腕が、ユニホームを脱ぐ。

 ◆中田賢一(なかた・けんいち)1982年5月11日生まれ、39歳。福岡県出身。181センチ、84キロ。右投げ右打ち。投手。八幡から北九州市立大を経て2004年度ドラフト2巡目で中日入団。プロ1年目の05年4月3日・横浜戦(ナゴヤドーム)で初登板初先発(敗戦)。14年にFAでソフトバンク移籍。07年と14年に2桁勝利をマーク。19年オフにトレードで阪神へ。1軍通算成績は297試合100勝79敗1セーブ16ホールド、防御率3.75。

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