阪神・佐藤輝 三人四脚で打撃指導「恵みの雨」不振脱出へ修正 スタメン起用は投手次第
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阪神・井上一樹ヘッドコーチ(50)が2日、27打席連続無安打と不振の佐藤輝について、一緒になって復調への道を模索していく考えを明かした。
「(スタメン起用は)相手のピッチャーにもよる。相性も良くて、首脳陣の中で輝(佐藤輝)で行こうぜということがあればね。意見が合致した時に(オーダーに)佐藤輝と書き込むというね」と語った同ヘッド。一方で「試合に出てない時こそ(打撃で)試せることもある」という。
実際、この日は甲子園室内で井上ヘッド&矢野監督が佐藤輝に付きっきりで打撃指導を行う姿が見られた。指揮官はバットを持って実演し、スイング時の足の踏み込みなどを指摘。井上ヘッドも打撃フォームの動作を実演しながら、ティー打撃をする背番号8に助言を続け「アイツの考えも聞いてあげるし、手助けしようという気持ちで」。暗いトンネルの出口を一緒に探っていく考えだ。
現在、23本塁打はチームトップ。首位・巨人との優勝戦線を勝ち抜くために一刻も早い復調が待たれる。同ヘッドは雨天中止で試合が流れたことで「輝にしてみたら恵みの雨かもしれない。一刻も早くきっかけをつかんでほしい」。優勝へのキーマンとなるべき男の復活を願っている。