3位転落の阪神は失速?巨人と最大8差もついに逆転許す 勢いあるのはヤクルトか

9回阪神2死二・三塁、代打の阪神・佐藤輝明が空振り三振で試合終了し阪神・矢野燿大監督(右)はベンチを後にする=マツダスタジアム(撮影・山口登)
4回表の攻撃前に円陣を組む阪神ナイン=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
お立ち台でガッツポーズする塩見(左)と原(撮影・高石航平)
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 「広島5-0阪神」(29日、マツダスタジアム)

 阪神は痛恨の3タテを食らい、4月4日から守り続けた首位から陥落。一気に3位転落となった。

 6月18日には巨人とのゲーム差は最大の「8」あった。だが、あれよあれよと接近。ここまで幾度もギリギリで踏みとどまっていたが、14度目の陥落危機は乗り越えられなかった。

 5月まではハイペースで白星を重ねてきたが、6月は12勝10敗。さらに7月は5勝8敗、8月は7勝8敗と波に乗ることができない。6月は2点台だったチームの月間防御率も2カ月連続で4点台。チームの月間打率は7月の・234から8月は・261(28日時点)と上昇しているものの、投打がかみ合わない。

 この日はスタメン落ちとなった佐藤輝は九回2死の場面で代打で登場。空振り三振に倒れ、25打席無安打となった。シーズン序盤、チームの勢いを加速させていたルーキーがプロの壁に苦しんでいる。

 巨人は7月に5勝6敗、8月に7勝5敗2分け。ヤクルトは7月が7勝3敗1分け、8月は5勝3敗2分けとすでに2カ月連続の勝ち越しを決めている。ヤクルトは課題の投手陣が8月に入って奮闘しており、月間防御率2点台。得点力はリーグ1位だけに、優勝した15年のように一気に勢いに乗る可能性もある。

 08年には最大13ゲーム差をひっくり返されて優勝を逃した阪神。悪夢は再び繰り返されてしまうのか。16年ぶりのリーグ制覇へ、正念場を迎えている。

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