阪神・伊藤将 また快挙!虎新人左腕35年ぶり6勝 秋山助言で自信復活8回2失点

 4回、グラブを飛ばしながらも宮崎の打球を好捕する伊藤将(撮影・飯室逸平)
 スタンドのファンに手を振る伊藤将
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 「DeNA2-5阪神」(18日、東京ドーム)

 ルーキーがまた一つ快記録に肩を並べた。伊藤将が8回4安打2失点の好投で6勝目。球団新人の6勝目は2013年の藤浪以来8年ぶり、左腕では8勝をマークした86年・遠山昭治以来35年ぶりだ。

 「自分にとって後半戦の初戦で、思い切って投げることができました」

 序盤から危なげない投球を展開。1点リードの四回に佐野に中前へ同点適時打を浴びたものの、六回までDeNA打線をわずか3安打に封じた。1-1で迎えた七回には、甘く入ったカットボールをオースティンに捉えられて勝ち越しソロを被弾。それでも、冷静に後続を断つと、チームが八回に逆転して白星が舞い込んだ。

 先輩の言葉が、苦しい時期を乗り越えさせてくれた。新人ながら開幕3連勝を成し遂げるなど、順調なスタートを切った左腕。だが、その後は3連敗を喫して約1カ月、勝てない時期が続いた。「精神面で悩んでました」。そんな時、投球スタイルが近い秋山に悩みを打ち明けた。

 「秋山さんからは勝てない時は、自分のコントロールできる範囲のことを考えるように。数字であれば防御率やイニングを見て(自分の気持ちを)調整していくようにと言ってもらいました」。心強い助言に後押しされ、自信を取り戻した。

 異例の東京ドーム開催となっているDeNA3連戦。小学校高学年の時に父・正宏さんと日米野球を観戦した思い出の場所でもある。JR東日本時代には、都市対抗で完投勝利を挙げた経験もある。宿敵・巨人の本拠地ながら縁のある場所で、目標に掲げる2桁勝利へ一歩近づいた。

 予定通りにローテが回れば、後半戦は水曜日に登板となる左腕。「水曜日の伊藤と言われるように頑張っていきたいと思います!」。頼もしい宣言とともに、幸先良く後半戦のスタートを切った。

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