阪神守護神スアレス17日に1軍合流 新V方程式「AIS」で敵地6連戦へ

 これで盤石の“新勝ちパターン”が完成や!阪神の矢野燿大監督(52)が16日、球宴参加後に一時帰国していたロベルト・スアレス投手(30)を17日のDeNA戦(東京ド)から1軍に合流させることを明言した。15日の広島戦で完封リレーを飾り、手応え十分の中継ぎ陣に絶対的守護神も帰還。中盤でリードしている展開に持ち込めば負けない、強い阪神が戻ってくる。

 敵地6連戦へと乗り込む阪神に朗報だ。スアレスが17日のDeNA戦から1軍に合流。想定していた最短期間での復帰が決まった。

 球宴参加後、家族の元へ一時帰国していた助っ人右腕は7月25日に再来日。隔離期間を経て、9日にチームに合流した。13日には京セラドームでの広島戦前にシート打撃に登板。打者5人を相手に安打性1本に抑え、「全体的に良かった」と好感触をつかんだ。

 「(シート登板翌日に)ちょっと張りがあったけど大丈夫」と報告を受けた矢野監督は1軍合流を決定。「無理にガンガン行くわけにはいかないけど」としながらも、「1イニングは行けるということなんで連れて行く」と明かした。

 これで阪神のストロングポイントがよみがえる。5月後半には六回終了時点でリードしていれば21連勝という快記録を達成。鉄壁の中継ぎ陣が首位快走の一因となっていた。しかし、交流戦後は崩れるシーンが目立ち、4年連続リーグNo.1を誇る中継ぎ防御率も、同最下位の4・06まで悪化している。

 それでも指揮官が「エキシビションマッチからいい形の準備ができた」と再整備への手応えを口にしたように、15日の広島戦ではスアレス不在ながら完封リレーを達成。特に中継ぎに転向したアルカンタラが、結果を出していることが大きい。

 リーグトップ25セーブを挙げる守護神の帰還により、七回・アルカンタラ、八回・岩崎、九回・スアレスの“新勝ちパターン”が完成。今後、ガンケルの先発日に外国人登録枠の関係でアルカンタラが外れる日が出てきても、好調な及川、復調気配の岩貞らがいる。

 上位3チームの激しいつばぜり合いが予想される後半戦。阪神は“リードして勝ちパターンへ”を合言葉に、首位を堅守していく。

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