阪神 貫く!矢野野球「それが優勝につながる」後半戦へ将の決意表明

 バットを手に梅野(左)と話す矢野監督
 岩崎と話をする矢野監督(左)
 矢野燿大監督と話をする梅野(左)
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 自分たちのスタイルを貫いて、16年ぶりの悲願を達成する。後半戦開幕を翌日に控えた12日、阪神は甲子園室内で練習を行った。2位・巨人と2ゲーム差でのリーグ戦再開を前に矢野燿大監督(52)は「一番大事なのは自分たちの野球を貫き通すこと」と改めて強調。スアレス、マルテが不在の序盤戦を全員でカバーしながら、首位を死守していくことを誓った。

 16年ぶりVが懸かる勝負の後半戦を前に、矢野監督は努めて冷静に意気込みを語った。

 「ゲーム差が何ゲームになった、相手が勝ってる負けてるとかね、もちろん僕らも気にはなるんですけど。一番大事な自分たちの野球を貫き通すってことしかできないし、それが優勝につながると信じています」

 何としても好スタートを決めたい13日からの広島3連戦(京セラ)と17日からのDeNA3連戦(東京ド)。だが、数戦はリフレッシュのため一時帰国していたマルテ、スアレスを欠く中での戦いを強いられる。

 コロナ禍で家族に会えない苦しみから、他球団では退団する選手も出る中、阪神は単身赴任で来日する助っ人の一時帰国を認めた。「リスクを承知の上で決断したし、元気よく帰ってきてくれた。ちょっといない部分は全員でカバーしながらやっていくことで、何とかできるんじゃないかなと」。全員の力で乗り切っていく覚悟だ。

 最大8ゲーム差あった2位・巨人に2差と迫られ、すぐ後ろに3位・ヤクルトが0・5差で追いかけてくる。それでも指揮官は「ぶっちぎりで勝てるシーズンなんて、まずない。もちろん想定はしていたし、苦しいときにどうするかっていうのもみんなでチャレンジしてきたところは十二分にある」。チームスローガン『挑・超・頂』をもとに戦ってきたことが生きると信じ、むしろここからが本領発揮とばかりに腕をぶす。

 「僕らは勝つことだけを目標にしているわけじゃない。コロナで苦しんでいるみなさんにちょっとでも前を向く元気を感じてもらえたり、子どもたちが憧れてくれるような、そういうものを目指しながら勝っていくというのが目標。最後は一緒に喜べるように頑張っていきます」

 あくまでも信念を貫き通し、頂点を目指していく。

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