阪神・佐藤輝 五輪ブレーク中に内角対策&直球、変化球へのアプローチ改善へ

 ロングティーで柵越えし、ガッツポーズを見せる佐藤輝
 アルプスの階段を駆け上がる佐藤輝
 ノックの打球にグラブを出す佐藤輝
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 阪神・佐藤輝明内野手(22)が21日、甲子園での全体練習に参加し、球宴後初の屋外フリー打撃など通常メニューをこなした。後半戦へ向けて掲げたテーマは、内角球対策や、変化球、直球へのアプローチ。前半戦は両リーグ最多の121三振を喫したが、五輪期間中に改善を図り、後半戦では生まれ変わった姿を見せる。

 糸口は見えている。前半戦の課題を振り返り、佐藤輝が打撃改善に取り組む。これまで矢野監督から成長への過程の一つとして内角球の対応を挙げられていることも踏まえ、ブレーク期間中に意識するテーマを掲げた。

 「内角もそうですし、変化球、真っすぐに対してのアプローチだったり、いろいろ試すことのできる良い期間だと思う。無駄にすることなく、有効に過ごしたいなと思います」

 ここまでは上出来。出場84試合で20本塁打。持ち味のフルスイングで豪快な一発を放っている一方、両リーグ最多の121三振を喫した。相手バッテリーからの執拗(しつよう)な内角攻めに苦しんだ。また緩急を使った厳しい攻めにも苦しんだこともあり、内角球はもちろん、直球や変化球の見極め、そして対応力向上が、後半戦への鍵だと自覚する。

 さらなる進化を遂げるべく、この日は灼熱(しゃくねつ)のような暑さの中で体をいじめ抜いた。他のチームメートと共に一塁側アルプススタンドでの“階段ダッシュ”を敢行。「暑くてしんどかったですね」としながら、「下半身も鍛えることができましたし、頑張りました」と充実感をにじませる。

 聖地で久々に響かせた快音が力強い。オールスターを終えてから休みを挟み、20日にチームに合流。この日、球宴後初の屋外でのフリー打撃を行い、状態を確かめた。40スイングで柵越え6本。その後のロングティーの合間には、動画でフォームをチェックするなど余念がなかった。

 球界を代表するスラッガーからの“金言”も受けている。球宴中はソフトバンク・柳田との対話も実現。「参考にさせていただきながら練習していきたいです」。ブレーク期間の今は試行錯誤を繰り返せる時期。後半戦初戦は8月13日・広島戦。雌伏の時を超えて進化させた打棒を披露する。

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